さかさことばでうんどうかい

編集者の、「絵本なのだから、すべて回文で、しかも繋がって発展していくような展開にならないか、さらに絵との組み合わせでそのイメージを膨らませられないか」との思いからこの本が出来上がりました。
この本には、動物たちが、重量挙げ、新体操、パン食い競争、騎馬戦、跳び箱などを繰りひろげ、上から読んでも下から読んでも同じさかさことばたくさん出てきます。子どもたちは回文を楽しむだけでなく、登場動物の悲しい出来事や楽しい出来事が展開されます。
編集者の、「絵本なのだから、すべて回文で、しかも繋がって発展していくような展開にならないか、さらに絵との組み合わせでそのイメージを膨らませられないか」との思いからこの本が出来上がりました。
この本には、動物たちが、重量挙げ、新体操、パン食い競争、騎馬戦、跳び箱などを繰りひろげ、上から読んでも下から読んでも同じさかさことばたくさん出てきます。子どもたちは回文を楽しむだけでなく、登場動物の悲しい出来事や楽しい出来事が展開されます。
せんせいからのコメント
帝京大学小学校 図書室担当教諭 古野美香
上から読んでも下から読んでも同じ言葉といえば、どんな言葉を思いつきますか。「トマト」「新聞紙」…意外と思いつくのは難しいと感じるのではないでしょうか。
この絵本は、そんな逆さ言葉「回文」でできた絵本です。動物たちの楽しい運動会が、回文で描かれています。パン食い競争では「ぞうくんぱんくうぞ」。最後のリレーでは「いがいやいがい いやはやはやい」…勝ったのは誰でしょう。回文と絶妙にあったユニークな絵が魅力です。
読み進めていくたび、「こんな回文があるなんて!」と驚くこと間違いなし。本当に下から読んでも同じなのかと確かめたくなって、下から読んでもやっぱり同じなのです。日本語って不思議ですね。ひらがなを覚え、簡単な絵本を読み始めた年長さんにおすすめしたい一冊です。ご家庭の方も、ぜひ一緒に日本語の面白さを味わってください。