心の教育【成城学園初等学校】
成城学園初等学校の前身である成城小学校の創設趣意書には、『個性尊重の教育』『自然と親しむ教育』と並んで『心情の教育』の重視が謳われています。そして、創立以来それぞれの時代で様々な情操教育の教科が設けられ、人と人との触れあいを通しながら豊かな心を育む教育が実践されてきました。
現在も行っている『文学』『劇』『映像』『舞踊』『美術』『音楽』等がそれにあたりますが、教科の他にも伝統的に実施している『グループハイキング』とよばれる行事等は、高学年の児童と低学年の児童が心も身体も触れ合うことによって豊かな人間性を培うことが出来る場です。
最近では、兄弟姉妹がいない(少ない)子ども達が増えてきたこともあり、学校内での異年齢の関係を深めることをねらいとした新教科『つながり』を設け、創立100周年を記念する研究として新たな取り組みを行っています。1年生から6年生までの6人が1つのグループを作り、異年齢で様々な活動に取り組んでいます。『つながり』の時間に築かれた人間関係は、『つながり』の時間以外の場面にも広がり、子ども達の心は、日を追う毎に豊かになっています。