東京私立初等学校協会

はつてんじん

著者:川端誠 出版社:クレヨンハウス

はつてんじん

せんせいからのコメント
新渡戸文化小学校 図書担当 赤松緑

小学校に入学するまでは、熱心にしていた絵本の読み聞かせも、1年生になりひらがなを習い教科書を自分で読めるようになると、絵本も本も一人で読むものとなってしまいます。
まだ拾い読みで、字を追うのが精一杯では、お話の内容や絵を楽しむ余裕などありません。絵本から物語の本へ・・・10歳くらいまでは、たっぷりとお話を聞く経験をお勧めします。
特にリズム・テンポよく声に出して読んでもらうことで楽しめる『はつてんじん』―落語絵本―、『ねぎぼうずのあさたろう』―浪曲風―(作:飯野和好 福音館)などは、大人の人に読んでもらう方が面白いに決まっています。
『はつてんじん』はお正月の話ですが、節分の時期に『おにのめん』秋には『めぐろのさんま』など季節に応じて楽しめます。読んであげる前に一度、下読みを忘れずに!
お話の世界を十分に楽しめるようになると、自分で読みながらイメージを広げていかれるようになるでしょう。

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