東京私立初等学校協会

ごんぎつね

作:新美南吉 出版社:偕成社

ごんぎつね

せんせいからのコメント
小野学園小学校 照沼彩野

『ごんぎつね』というと、小学校の時に誰もが国語の授業で教わったことがあると思います。
最後のシーンではジーンと心が痛くなり、いつまでも物語の余韻が残っていた方も多いのではないのでしょうか。まさに不朽の名作といえるでしょう。
 お子様と一緒に考えてほしいことは、物語の続きです。食べ物を届けに来てくれていたのが、ごんだったと気付いたところで物語は幕を閉じますが、その後兵十は自分のしたことを後悔したり、一人ぼっちの自分のことを考えてくれていたごんの優しい気持ちに胸がしめつけられるような思い、様々な葛藤があるでしょう。また時が経って兵十はどう生きていったのか。ごんとの出逢いはその後の兵十の人生を大きく変えたことでしょう。
「この後、兵十はどんな気持ちになったと思う?」、「ごんはこの後に何か思っているかな?恩返しができて嬉しかったかな?もっと兵十と一緒にいたかったかな?」などお子様に問いかけながら読んであげてください。この本との出逢いが心の教育にもつながっていくと思います。

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